社長のエッセイ5

● 長編? 自伝的会社案内  その弐『私の会社』 〈立志編〉 続 2

 いろんな話を聞いて さあ帰ろうか という時に 小堀所長さんは私と父に握手を求めてきてくれたんです。
当時の私は 挨拶というとオジギをすることしか知りませんでしたから 大人の人との始めての握手に緊張したのと同時に 凄く感動したのを 今でもハッキリと覚えています。
そして、その時に言われたセリフも 最高のセリフでした。
「秋山君 ホンダっていう会社は 四輪業界じゃまだまだ小さな会社だけど 大きな夢のある会社で とっても楽しみな会社だから 一緒に頑張っていきましょうね。」
そう言われたんです。このセリフに熱くならない人はいますか?
私は頭の中がカーッと熱くなって 小堀所長さんの手を強く強く握り返していました。
これが 私がホンダ車販売を始めたキッカケです。
もちろんその時は 一人のお客様を増やすのがどれだけ大変なことなのか、一台のクルマを売ることがどんなに苦労するのか まったく知る由もありませんでした。
『 私の会社  暗中模索編 』 に続く



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